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工芸産地

琉球ガラス

概要・歴史

ガラス職人がひとつひとつ手吹きで製造する琉球ガラス。
沖縄県内でのガラス製造は、1910年に鹿児島県の商人が那覇市内に創設した「沖縄硝子製造所」が始まりです。当時はランプのホヤ・薬瓶・漬物瓶・ハエ取り器など、透明な実用品が主な製造品でした。第二次世界大戦の戦禍によって工房は失われますが、復興とともにガラス製造は再開されます。やがて米国人を対象としたテーブルウェアや装飾品など色彩豊かな土産品の製造が始まり、アメリカや日本本土への販売ルートが開拓され、市場規模は大幅に拡大しました。1970年代、沖縄県の本土復帰により、米国向けの製品が主流だった琉球ガラスは本土からの観光客向けの製品へと変化します。それまでの伝統的な技法を基本としながらも製造法・素材・デザインは発展し、ジャンル・製品とも多種多様な製品が作られてきました。なかでも〈モール〉と呼ばれるらせん模様や縦線模様、〈アイス・クラック〉というヒビ模様、様々な種類の〈泡ガラス〉などは、琉球ガラス製品に広く浸透した特徴的な技法です。主原料には、廃瓶ガラスや原料ガラスが用いられています。「琉球ガラス」は、平成10年6月12日に県指定伝統工芸製品として認定されています。

基本情報

原材料廃瓶ガラス、原料ガラス(珪砂・ソーダ灰・石灰)、その他(着色剤・発泡剤など)
主な製造地糸満市、恩納村、うるま市、読谷村、名護市、南城市、石垣市、本部町、那覇市、沖縄市
主な製品食器(グラス・皿など)、花器、アクセサリー、その他(飾り物・オブジェなど)
組合名・設立年月日沖縄県琉球ガラス製造協同組合・平成30年5月1日
国指定伝統的工芸品指定年月日
県指定伝統工芸製品指定年月日平成10年6月12日
出典工芸産業振興施策の概要
沖縄県琉球ガラス製造協同組合ウェブサイト

主な製造地

沖縄県全域

お土産品として人気のある琉球ガラスは、現在離島を含む沖縄県全域で作られています。明治期末に那覇市内に設立されたガラス工場から県内でのガラス生産が始まりました。戦後、装飾性と色彩の豊かな琉球ガラスが生まれます。観光産業の進展に伴う市場規模の拡大とともにガラス製造者数は増加し、以降さまざまなジャンルの琉球ガラスが製造されてきました。平成30年5月、琉球ガラスのブランド強化に取り組む18工房が「沖縄県琉球ガラス製造協同組合」を設立。現在は、県内で約30工房が琉球ガラス製品を生産しています。

沖縄工芸振興センター

文化産業として受け継がれてきた工芸の振興を図る
ことを目的とした沖縄県の技術支援機関です

沖縄県の工芸産地をご紹介

沖縄県の工芸品について紹介しています。
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